●●● あんしんTopics ●●●
「林住期」を楽しむために!
■■■ 経済的な準備を計画的に、早めに、着実に ■■■
「林住期(りんじゅうき)」という言葉をお聞きになったことがありますか。音だけを聴くと、「臨終期」と聞き違え、最期のときをどう迎えるのか、などと思ってしまいますが、そうではありません。五木寛之氏の著書『林住期(りんじゅうき)』でこの言葉を知った方もおられるかもしれませんが、元々は古いインドの思想で、人の一生を4期に分けて考える、四住期(しじゅうき)の中のひとつです。人生の生きる糧を学ぶ学生期(がくしょうき)、家庭を持ち家族を養う家住期(かじゅうき)、そして、家を出て森に住み教えを学ぶ林住期(りんじゅうき)、さらに聖地を巡礼して歩く遊行期(ゆぎょうき)の4つです。
人生100年として各期25年。50~75歳がこの「林住期(りんじゅうき)」にあたるでしょうか。現代では森に住むということではなく、子育てを終え、家族のためではなく自分のために生き生きと過ごす期といえます。
しかし、充実した「林住期」を過ごすには、経済的な準備も必要です。
総務省のまとめた「家計調査報告(家計収支編)―平成20年平均速報結果の概況」でみると、高齢無職世帯(世帯主が60歳以上の無職世帯)の月平均の実収入は184,977円で、前年に比べ実質2.3%の減少となりました。その内訳をみると、約9割を占める公的年金などの社会保障給付は160,621円で、前年に比べ実質1.8%の減少となっています。また、可処分所得(実収入から税金、社会保険料などの非消費支出を差し引いた額で、いわゆる手取り収入のこと)は160,186円で、実質2.4%の減少となりました。
●不足分は金融資産の取崩しで
高齢無職世帯の消費支出は月平均210,378円で、前年に比べ実質0.4%の減少でした。その内訳をみると、住居、食料、家具・家事用品などが実質減少となった一方、教養娯楽、交通・通信及び光熱・水道が実質増加となりました。
消費支出の費目別構成比をみると、交通・通信、光熱・水道などの割合が上昇し、住居、食料などの割合が低下しています。総世帯と比べると、交際費などの「その他の消費支出」、保健医療、光熱・水道、食料費などの割合が高くなっています。
なお、エンゲル係数(消費支出に占める食料費の割合)は24.3%と、前年に比べ0.2ポイント低下しました。
消費支出に対する可処分所得の不足分は月平均50,191円で、前年に比べ3,650円増加しました。可処分所得の不足分は金融資産の取り崩しなどで賄われています。
高齢無職世帯の家計収支(総世帯)月平均 -平成20年-
(総務省「家計調査報告(家計収支編)―平成20年平均速報結果の概況―」より)
新日本保険新聞社よりデータ提供
募資09-KF04-SZ030
東京海上日動あんしん生命保険株式会社
お問い合わせ先 セキュリティワン
目的・目標額の設定が大切
0 件のコメント:
コメントを投稿