死因別死亡確率が高い「がん」
■■「がん」で亡くなることが無くなれば平均余命は延びる■■
新日本保険新聞社よりデータ提供
出典:いずれも厚生労働省「平成20年簡易生命表」
(注)3大死因のそれぞれの死因を単独に除去した場合の平均余命の延びは、その他の2死因は除去されていない(例えば、悪性新生物を除去したとしても心疾患や脳血管疾患での死亡はあるものと考える)ことから、3大死因のそれぞれの死因を除去した場合の延びを合計したものは、3大死因を同時に除去した場合の平均余命の延びよりも小さいものとなる。
特定死因を除去した場合の平均余命の延び(主要死因)
死因別死亡確率(主要死因)
厚生労働省の「平成20年簡易生命表」によると、日本人の平均寿命(0歳の平均余命)は、前年より男性が0.10年長い79.29歳、女性が0.06年長い86.05歳となり、いずれも過去最高となりました。昭和25-27年の平均寿命は、男性59.57年、女性62.97年でしたから、約60年でなんと男性が約20年、女性が約24年も延びています。
●亡くなる確率の高い死因は…
ところで、人はいずれ何らかの死因で亡くなりますが、生命表の上で、ある年齢の人が将来どの死因で死亡するかを計算し確率の形で表したものが「死因別死亡確率」です(実際の死亡数とは異なります)。
昭和56年から死因第1位を続け、「国民病」とも言える悪性新生物(がん)ですが、平成20年の死因別死亡確率をみると、0歳では男女とも悪性新生物(がん)で将来死亡する確率が最も高く、以下、男性は心疾患、肺炎、脳血管疾患、女性は心疾患、脳血管疾患、肺炎の順になっています。男性の場合、悪性新生物(がん)の死亡確率は65歳でも0歳とほとんど変わらず、まさに生涯を通じて怖い病気となっています。
また、男女とも0歳、65歳、75歳の各年齢で、3大死因(悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患)の死亡確率は5割を超えています。
●特定死因を除去すると…
ある死因が克服されたと仮定すると、その死因によって死亡していた人は、その死亡年齢以降に他の死因により死亡することになります。その結果、死亡時期の繰り越しが生じ、平均余命が延びることになります。この延びは、その死因のために失われた平均余命とみることができ、これによって各死因がどの程度平均余命に影響しているかを測ることができます。
悪性新生物(がん)を除去した場合の平均寿命の延びは、男性3.99年、女性3.01年となっています。
目的・目標額の設定が大切
2009年8月 募資'09-KF04-SZ037
東京海上日動あんしん生命保険株式会社
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